研究・産学連携本部とは

ごあいさつ

渡辺 治
東京工業大学
理事・副学長(研究担当)本部長
渡辺 治写真

本学では、研究と産学連携の推進を社会貢献の柱に据え、将来を支える最重要課題のひとつとして、2017年4月に、新たに、研究・産学連携推進本部を設置しました。

当本部では、研究者が、好奇心や探求心を原動力に、多様な研究活動を行い、世の中が振り向く「驚き」を与え、「わくわく感」の源となる世界第一級の知の発見・新たなテクノロジーを創出するための研究推進を行います。また、人々が科学技術の進展を日常的に楽しみ、サイエンスを文化として応援して頂けるような社会になることを目指し、「攻めの基礎研究」として、真摯な研究過程や研究のおもしろさを積極的に社会に発信してまいります。

それと同時に、社会と積極的に連携し、未来の社会基盤となるような社会実装を数多く創出する「攻めの産学連携研究」を推進します。本学の研究成果をベースに産業界に貢献し、その評価をもって産業界との共同研究や研究支援を得て、人材、知、資金の好循環を生み出し、未来社会の礎を築いていきます。

皆様のご支援により、2018年度から2019年度にかけて、基礎研究から社会実装を目指した共同研究まで、数多くの大型研究がスタートしました。将来を担う若手研究者の活躍も目立ってまいりました。今後は、基礎研究機構や設備共用化の活動を中心に基礎研究の充実化をはかり、オープンイノベーション機構などを中心に社会実装を目指した研究をさらに強化してまいります。教員,事務・技術職員,URA・産連コーディネータなどが連携し、「迅速さ」と「柔軟さ」を大切にしつつ、失敗をおそれずに、大胆に研究・産学連携を進めていきます。引き続き皆様のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。