研究活動支援

「東工大の星」支援【STAR】

英語名称 : Support for Tokyo Tech Advanced Researchers 【STAR】

概要

「東工大の星」支援【STAR】とは、東工大基金を活用し、将来、国家プロジェクトのテーマとなりうる研究を推進している若手研究者や、基礎的・基盤的領域で顕著な業績をあげている若手研究者へ大型研究費の支援を行うもので、次世代を担う、本学の輝く「星」を支援するものです。
本支援は平成25年度に開始しました。

【支援対象者】

公募によらず、様々な業績を勘案し、学長及び研究・産学連携本部長の協議により選考する。

<観点>

  1. 将来、国家プロジェクトのテーマとなりうる研究を推進している若手研究者
  2. 基礎的・基盤的領域で顕著な業績をあげている若手研究者

<役職等>

  1. 若手研究者は准教授以下(原則40歳以下)とする
 

募集について

本支援は学長および研究・産学連携本部長の協議により選考されるため、公募制ではありません。
毎年度1月頃に研究・産学連携本部長から支援採択者へ連絡を行います。

令和元年度採択者

年度 所属部局等 職名 氏名
R1(2019) 理学院 物理学系 准教授 相川 清隆
工学院 電気電子系 准教授 宮島 晋介
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採択者の研究概要

相川先生 写真

<相川 清隆 准教授>
【真空中の単一ナノ粒子系による巨視的量子力学の探究】
20世紀初頭に生み出された量子力学は、現代社会においてエレクトロニクスや計測、材料開発を始めとした様々な分野で活用されてきました。粒子が同時に波動性をも示すことが量子力学の本質であり、そうした振る舞いは電子、原子、光子といった微視的な粒子でよく成り立つことが実証されてきました。一方、我々の身近にある巨視的物体が量子的な振る舞いを示すことはなく、その理由は自明ではありません。
私たちは、真空中に浮揚させた微粒子の運動に着目し、運動に関する量子力学の追究を通じて、巨視的な物体に関する量子力学が、微視的な粒子に対する量子力学とどのように違うのか、明らかにしていきます。さらに、浮揚微粒子という新しい系を、高感度センシングなどの形で社会に役立てていくことも重要な目標です。

 
宮島先生 写真

<宮島 晋介 准教授>
【低コスト・高効率太陽電池および光無線給電用受光器の開発】
太陽光発電に用いる太陽電池の更なる低コスト化に向けた研究を行っています。超高効率なシリコン太陽電池の製造には爆発性・毒性ガスを使用していますが、これらを使用しない低コストプロセスの確立を目指しています。
また、更なる高効率化を目指して、シリコン太陽電池とワイドギャップペロブスカイト太陽電池を組み合わせたハイブリッド型の太陽電池についても研究を進めています。さらに、太陽電池の研究での経験を生かして、新しいワイヤレス給電技術である光無線給電の実現のため、高効率光電変換デバイスの実現を目指しています。

採択者からのコメント

<相川 清隆 准教授>

この度は、「東工大の星」支援に採択頂き、とても光栄に感じると共に、選んで頂いた方々および東工大基金の寄付者の皆様には大変感謝しております。最近大きな潮流となりつつある量子力学の分野の中でも、より基礎的かつ挑戦的なテーマではありますが、長い目で見れば、単に基礎科学としてだけでなく、応用面においても重要となっていく課題だと考えています。今回の支援を活用し、新しい流れを生み出していければ、と考えています。

<宮島 晋介 准教授>

「東工大の星」支援の対象にご選出頂き誠にありがとうございます。研究室に所属した多くの学生や共同研究者の方々と進めてきた研究が評価されたものと存じます。この度のご支援をもとに、新たな学生たちとともに、より一層挑戦的な研究を推進していきたいと考えております。

授与式の様子

新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、延期されていた支援決定通知書授与式が、8月28日にオンラインで開催されました。
学長による祝辞の後には、採択者から研究の進捗や今後の抱負などが語られました。

オンライン授与式の様子 オンライン授与式の様子
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