研究活動支援

「東工大の星」支援【STAR】

英語名称 : Support for Tokyo Tech Advanced Researchers 【STAR】

概要

「東工大の星」支援【STAR】とは、東工大基金を活用し、将来、国家プロジェクトのテーマとなりうる研究を推進している若手研究者や、基礎的・基盤的領域で顕著な業績をあげている若手研究者へ大型研究費の支援を行うもので、次世代を担う、本学の輝く「星」を支援するものです。
本支援は平成25年度に開始しました。

【支援対象者】

公募によらず、様々な業績を勘案し、学長及び研究・産学連携本部長の協議により選考する。

<観点>

  1. 将来、国家プロジェクトのテーマとなりうる研究を推進している若手研究者
  2. 基礎的・基盤的領域で顕著な業績をあげている若手研究者

<役職等>

  1. 若手研究者は准教授以下(原則40歳以下)とする
 

募集について

本支援は学長および研究・産学連携本部長の協議により選考されるため、公募制ではありません。
毎年度1月頃に研究・産学連携本部長から支援採択者へ連絡を行います。

2021年度採択者

年度 所属部局等 職名 氏名
R3(2021) 生命理工学院 生命理工学系 准教授 星野 歩子
科学技術創成研究院 未来産業技術研究所 助教 雨宮 智宏
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採択者の研究概要

星野先生 写真

<星野 歩子 准教授>
【細胞外微粒子エクソソーム含有タンパク質:病態寄与機構と疾患バイオマーカー解析】
エクソソームとは、全ての細胞が産生しているナノサイズの小胞です。細胞の不要物を除去するゴミ処理機構として知られていましたが、2000年代になり、他の細胞へ取り込まれることがわかり、細胞間での情報媒体としても機能していることが分かりました。私たちはこれまでに、がん細胞は「エクソソーム」をいち早く転移先の臓器に送り込み、その環境を変えることでがん細胞が転移できる場所を作り上げることを明らかにしました。また、エクソソームに含まれる情報は体内状態を反映し、がん種の同定など、数多くの疾患のバイオマーカーとして期待されています。私たちは、これまでに定量的な診断方法が確立していない疾患、そして発症や進行機序が明らかになっていない病態について、エクソソーム研究で新たなマーカーの探索や新規治療法の開発を目指しています。将来的には、疾患から観察できる、正常でのエクソソームの役割についても紐解き、それぞれの細胞がエクソソームを使った情報交換をする身体的意義についても明らかにしていきたいと思います。

 
雨宮先生 写真

<雨宮 智宏 助教>
【フォトニックナノ構造で拓く分野横断型研究】
フォトニックナノ構造とは、光の波長以下の微細構造を一定の周期性をもって並べたものであり、構造内の光と物質の相互作用を利用して、様々な光の操作が可能となります。現在までに、ナノプロセス技術を用いて半導体や金属を微細加工することで、様々な構造が実現されています。私はフォトニックナノ構造の中でも、特に“メタマテリアル”と“トポロジカルフォトニック結晶”にスポットを当てて研究を推進しております。メタマテリアルについては、自由空間において光を自在にコントロールできる特徴を活かして、光学迷彩をはじめとした新機能の実現を目指しています。また、トポロジカルフォトニック結晶は、光の分野に数学の位相幾何学の概念を持ち込むことで、光の  二つの内部自由度(軌道角運動量とスピン)を体系的に制御することが可能となります。それらを通信や分光に応用することで、従来技術の枠組みを超えたデバイス・装置の実現を目指しています。

採択者からのコメント

<星野 歩子 准教授>

この度は「東工大の星」支援にご採択頂きましたこと、大変光栄に存じます。東工大基金をご支援頂く皆様および選考委員の皆様に心より御礼申し上げます。 この様なご支援の形があるからこそ挑戦できる研究が数多くあると思っております。エクソソーム分野もそうですが、まだまだ発展途上である研究分野 において「やってみる」という意識と行動は、研究の発展において非常に大切だと思っております。その中で、自由度が高い経済的サポートを ご提供頂ける本支援制度は、まさに挑戦の一歩を促してしていただいていると感じております。本ご支援のもと、未来に資するエクソソーム研究の発展に 邁進していく所存であります。 日頃から私の研究生活を支えてくださっている多くの先生方や研究室の皆さんに、この場をお借りして心より感謝申し上げます。

<雨宮 智宏 助教>

この度は、「東工大の星」支援に採択されましたこと、誠に光栄に存じます。東工大基金の寄附者の皆様および選考委員の皆様に厚く御礼申し上げます。 また、これまでご指導いただいた諸先生方、共同研究者の皆様、ともに研究に邁進している研究室メンバーにも、この場をお借りしまして心より感謝を 申し上げます。本ご支援のもと、より一層精進し、社会のために役立つよう研究を進めてまいりたいと考えております。

授与式の様子

支援決定通知書授与式が、2022年3月25日金曜日に大岡山キャンパスにて開催され、採択者2名、益学長、丸山研究推進部長らが出席しました。 学長による祝辞後の懇談の時間には、採択者の今後の抱負や支援金(東工大基金)の使途について、採択者2人の研究ルーツなど様々なお話がありました。また、益学長からは「今後のお二人の活躍を期待しています」等と激励の言葉がかけられました。

集合写真 (左から)雨宮助教、益学長、星野准教授
※撮影の瞬間のみマスクを外しました
<通知書授与の様子(星野准教授)> <通知書授与の様子(星野准教授)>
<通知書授与の様子(雨宮助教)> <通知書授与の様子(雨宮助教)>
益学長らと和やかに歓談 益学長らと和やかに歓談
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