2022 年頭メッセージ
あけましておめでとうございます。東工大理事・副学長の渡辺です。 昨年は、Covid-19による緊急事態宣言に伴い、皆さまとの意見交換や交流の機会が制約され直接お会いすることがかなわない1年でした。
ワクチン接種も進み、ようやく落ち着いた新年になろうとする矢先、新たな変異株であるオミクロン株が登場、行動制限を余儀なくされる状況と思います。
今年一年がi-WIRE読者のみなさんにとり、New Normalの中で良き一年となることを祈念してやみません。
パンデミックだけの一年でありませんでした。地球規模での環境変動への対応としてカーボン・ニュートラルの達成が宣言され、達成に向けた戦略立案、研究開発がまさに進もうとしています。東工大も産業界、社会と連携し、脱炭素に向けた基礎・応用研究を加速すべくゼロカーボンエネルギー研究所を昨年6月に設置しました。産業界からの様々な相談に応えるべく、研究開発を一層加速させます。
東工大の研究シーズは、Science & Engineeringだけにとどまるものではありません。新たな社会の創出に向け、人文社会といったリベラルアーツ領域とも連動しながら、多様な社会課題やニーズに応えていく所存です。
今後もこのi-WIREを通じて、東工大の発信する研究成果の公表や社会・産業界との意見交換の場をいち早くお知らせしていきたいと考えております。 皆様のご意見等、是非お寄せいただければ幸いです。
本年も、どうかよろしくお願いいたします。
渡辺 治
東京工業大学 理事・副学長
研究・産学連携本部長
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