社会再起動技術推進事業
Social Rebooting Technology Initiative

「お役に立てればプロジェクト」のお知らせ

―COVID-19関連事業特許の無償開放プロジェクトのご紹介―

本学が立ち上げた社会再起動推進事業の最初のプロジェクトとして「お役に立てればプロジェクト(Hope This Helps; HTH Project)」の活動を開始します。本プロジェクトは、本学の保有する特許を無償で一定期間解放することで、COVID-19に起因したダメージを回復し、社会の再起動に貢献する事業(以下、本プロジェクトにおける「COVID-19関連事業」と記す。)を支援する活動です。緊急事態宣言が発せられ、研究開発が進展できない状況において、今できる社会貢献は何かという思いから立ち上げた、最初の一歩となる活動です。

提示させて頂いた特許リストは、COVID-19感染以前の特許であり、直接COVID-19対策のために開発された研究開発成果ではありませんが、COVID-19感染というパンデミックな状況下において、利用される方々の創造的な視点で、事業化を加速させる可能性や、新たな活用方法を見出して頂くというオープンイノベーションの可能性に期待しています。

COVID-19の影響は、人類に対する心身のダメージに止まらず、広く産業界・経済界に及んでいます。このダメージに対して、部分的にでも役立つ内容であれば、社会の再起動に貢献を果たすものと考えられます。また、COVID-19 の影響は長期化が予想されているので、今後の回復の過程や回復直後に役に立つ可能性があるものならば将来の社会の再起動への貢献と解することができます。ご利用にあたって、COVID-19との関連性と社会再起動への貢献について、わかりやすく説明して頂ければと思います。

本プロジェクトは、特許の無償許諾という限られた活動でスタートしますが、特許を利用するために必要な研究者との連携等のご要望については、遠慮なくご相談ください。社会再起動技術推進事業においては、今後、第2、第3のプロジェクトを立ち上げ、COVID-19によるダメージの回復に役立つ活動を持続的に展開していきます。本プロジェクト及び本推進事業の趣旨をご理解頂き、研究開発成果を事業化する立場で貢献される企業の方々と力を合わせて、この難局を乗り越えていきたいと思います。 皆様方のご支援、ご協力の程、よろしくお願い致します。

2020年5月1日
お役に立てればプロジェクトTF
リーダー 大嶋 洋一

COVID-19関連事業無償開放特許の申し込み方法

本プロジェクトにおけるCOVID-19関連事業無償開放特許のお申込受付は、2021年2月28日をもちまして終了いたしました。また以下の※印のファイルにつきましては、ダウンロード終了いたしました。

皆様に無償で実施していただける(最長で2022年12月31日まで)特許です。
いずれかの特許について実施を希望される方は2021年2月28日までに、「無償実施許諾申込書・承諾書」の1枚目に必要事項を記載の上、捺印いただき、pdfをメール添付、または、郵送にて、下記まで送付いただきますよう、お願いします。
折り返し、承諾書を送付いたしますので、承諾書を受領されてから、承諾書に記載した期間中、無償で実施いただけます。

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