2018年度『東工大発ベンチャー』称号に認定された企業のご紹介
昨年度の東工大発ベンチャーに認定された企業は12社と例年より多く、その事業分野は半導体技術、宇宙関連技術、不動産テック、エナジーテック、ロボティクス、バイオマス技術、バイオインフォマティクス、AⅠ機械学習、シェアリングエコノミーなど多岐に渡った分野で認定されました。また、学生が在学中に起業された方からベテラン教授、有望な卒業生ベンチャー起業家まで東工大人材の幅広い分野での活躍が期待されます。
称号授与式の様子
第84号 株式会社天の技 人工衛星に搭載する姿勢制御デバイスの開発やAIによる宇宙からの映像
データ解析を行う会社です。 |
第85号 BRAIN SIGNAL株式会社 AI導入のコンサルティング・サービス、IoTデータの解析からプラットフォームの構築まで、AIに関するフルサービスを提供する会社です。 |
第86号 オーロラ株式会社 安い料金で手軽に充電できるモバイルバッテリーのレンタルサービス「ChargeMe」の開発、運営をする会社です。 |
第87号 株式会社H-MUSCLE 内閣府ImPACT TRCプログラムの研究成果を活用した、「タフで優しい」次世代油圧ロボットの実現を目指した油圧コンポーネントの開発事業です。 |
第88号 株式会社グリーンケミカル 未利用バイオマス資源から有用かつ高機能の資源への転換技術を用いて、社会のニーズに応える形で社会実装を行う会社です。 事業内容にはセルロースバイオマス糖化、HMF(5-ヒドロキシメチルフルフラール)生成などに必要な触媒の販売およびそれを用いる製造プロセス技術の販売、脱化石資源ポリマー開発に関わる企業群とのコンソー シアム形成、運営が含まれます。 また、コーヒー抽出粕、モミガラといった食品加工残渣、農業資源を触媒プロセス技術により、化学メーカーとの協同で低価格、高付加価値、かつ環境に優しい素材を生成します。 |
第89号 株式会社パネイル 次世代型エネルギー流通基幹システム、電力流通コストを大幅に削減する電力小売供給基幹システム「パネイルクラウド(Panair Cloud)」の開発、運営する会社です。 |
第90号 ビネット&クラリティ合同会社 機械学習、数理モデル、データの最適化、3Dモデルなどを扱い研究開発をする会社です。 |
第91号 株式会社ツクルバ ITを活用したリノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」事業やシェアードワークプレイス「co-ba(コーバ)」事業など建築、不動産、テクノロジーを融合させて事業展開を行っています。 |
第92号 アヘッド・バイオコンピューティング株式会社 バイオインフォマティクス技術による研究開発の加速を目的として大学の研究成果活用型ベンチャー企業として2018年に設立されました。 |
第93号 Enpower Japan株式会社 科学技術創成研究院・全固体電池研究ユニットとの共同研究による研究成果、知財の活用し小型全固体電池の開発、製造、販売する事業です。 |
第94号 株式会社Synspective 「小型合成開口レーダ衛星」(小型SAR衛星)のコンステレーション構築により地球全体を広範囲かつ高頻度のモニタリングデータを収集し、機械学習技術を使用して情報を分析、提供する事業です。この情報には、経済活動の視覚化と予測、地形や構造の監視、災害状況の即時把握など、さまざまなデータが含まれています。東工大の技術を使った独自の「折り畳み可能な平面展開アンテナ方式」を採用し、高性能かつ安価な小型SAR衛星の開発、運営を目指しています。SAR衛星は、光学式と異なり、雲や夜間の影響を受けにくい特徴を持っています。 |
お問い合わせ先
東京工業大学 研究・産学連携本部
ベンチャー育成・地域連携部門
〒152-8550 東京都目黒区大岡山2-12-1
TEL:03-5734-2479
E-mail:venture[at]sangaku.titech.ac.jp