2019年度上半期『東工大発ベンチャー』認定企業のご紹介
2019年度の上半期(4月〜9月)で11社の企業が「東工大発ベンチャー」に認定され、昨年度を上回るペースの称号授与がされました。東工大の関係者(在学生、卒業生、教員)が大学で習得した学習成果、研究成果を基にした起業が目立っています。既にシード投資を受けている企業もあり今後の発展に期待がもたれます。
称号授与式の様子
第95号 withID株式会社 ゲームやSNSといったカテゴリではない、VRを用いた新しいエンターテイメントカテゴリを創出することを目指し、TXSプレプログラムを通して、3DCGオープンソースソフトウェアBlenderを用いて、視界180度のステレオスコピックVRムービー「Xmas Dream」を作成しました。今後VRでの体験をより豊かしに、見ていただいた方が笑顔で幸せな気持ちになれるようなVRコンテンツを作っていきます。 |
第96号 株式会社prd 「家庭教師マッチング スマートレーダー」は 家庭教師を超難関大生に限定・スキルを見える化・適切な料金体系とすることで徹底的にあなたの家庭教師選びをサポートします。AIが家庭教師の経歴・成績などのデータからスキル・適正時給を算出しweb上で公開しています。「塾講師シェアリング スマートレーダー for SCHOOL」は塾における集客の難化、人材不足に対応するだけでなく、成功知見に基づく「自宅学習指南」や「志望校対策」で生徒の成績上昇をサポート。 教育機関(学校や塾)が、生徒にあったピッタリの上位校講師に塾講師を依頼できるサービスです。
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第97号 株式会社Pliant Robotics 最新のロボティクス研究成果を社会実装する事業を行っています。人工筋肉の開発により、ロボットを倉庫や工場のみではなく人の生活する空間へと活躍の場を移していけます。ソフトロボット技術はロボットの一部または全てをやわらかくすることで本質的安全性と生き物のような適応力をロボットに与える事業を行っています。 |
第98号 株式会社ネフロック 東工大出身のエンジニアが中心となり設立されたソフトウェア、ハードウェア両方の開発を専門とする企業です。AIによる画像/テキスト解析技術など、優れたテクノロジーとアイデアを利用した様々なプロダクトの開発を行なっています。顔認識エンジン、ビール認識エンジン、スマートロックシステムなどを独自開発をし、多種業界の企業に提案型開発を行う事業です。
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第99号 MedVigilance株式会社 「テクノロジーで健康を楽しむ。」少子高齢化が進む日本では、如何に健康寿命を延ばすのは大きな課題となっています。MedVigilanceは、センサーテクノロジと運動・生体データ解析アルゴリズムを駆使し、目に見える形で健康状況を可視化しています。そして、ヘルスケアとスポーツなど様々な領域の方と一緒に元気で楽しいサービスを世の中に提供していきます。 |
第100号 株式会社Jij Jijのコア技術は量子アニーリングを利用したアルゴリズム開発です。統計力学と量子力学の専門的な技術をベースに量子アニーリングの基礎的な研究からアルゴリズムの改善を行う研究開発を進めています。Jijはこれまでに複数業界の企業と基礎・応用の両面で研究開発を行っており、量子アニーリングを用いた最適化計算の基礎アルゴリズムから応用までを一貫して担うことにより市場においての希少性と技術的優位性を持つ事業を行っています。 |
第101号 スタディスタジオ株式会社 「皆様の希望に対してスタスタ塾コンシェルジュが提案する」という、今までとは逆転の発想の塾選びソリューションです。通塾の目的、現在の課題、塾への希望を登録していただくと、コンシェルジュが第三者として塾選びの相談に乗り、ぴったりの塾をご提案する"検索しない"サービスです。これまでに比べ“圧倒的に楽に”ぴったりの塾を見つけられるようになります。教育プログラムの開発も行います。 |
第102号 株式会社Logomix バイオエコノミー産業でゲノム編集・合成技術を活用する企業向けに、ゲノム設計AIシステムを構築・提供する事業。酵母や大腸菌といった産業有用性の高い微生物や希少な有用植物の遺伝子やゲノムの機能情報を取得・解析・整備統合し、ゲノム設計AIシステムを開発する事業を行います。 |
第103号 株式会社まなびとものづくり 小学校デジタルものづくり教育およびプログラミング教育について、MITメディアラボを中心に研究されたきた教育学習理論「コンストラクショニズム」を背景に、デジタルものづくりとプログラミングを通じて学びのために開発した独自のカリキュラム、ツール(プログラマブルバッテリなど)およびカリキュラムデザイン手法を活用し教育改革に適用する事業を行っています。 |
第104号 株式会社digzyme 基礎研究の成果から構築されたデータベースと、機械学習などの情報技術を用いることで、目的の化合物を合成するために有効と考えられる酵素反応を創出し、酵素遺伝子配列とともに提案するサービス(digzyme Moonlight)を提供します。この成果の活用により、最小限の実験で目的化合物のバイオ生産工程の迅速な確立を可能にします。世界中で蓄積され続けるビッグデータの情報処理を通じて、あらゆる化合物のバイオ生産を可能にする世界を目指し、引き続き技術開発及び提供を進めてまいります。 |
第105号 株式会社Technetta 大学知財の企業・個人投資家とのマッチングサイトを運営。将来的に大学保有の先端特許を証券化し、企業・個人投資家から資金調達を試みる仕組みを構築する事業です。この事業の実現により、大学への資金調達ニーズと企業・個人投資家のハイボラティリティな金融資産への投資ニーズのマッチングが可能。技術の価値を可視化し、潜在的な知財の事業化を促進するサービスの提供を目指します。 |
お問い合わせ先
東京工業大学 研究・産学連携本部
ベンチャー育成・地域連携部門
〒152-8550 東京都目黒区大岡山2-12-1
TEL:03-5734-2479
E-mail:venture[at]sangaku.titech.ac.jp