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2019年度、3つの「共同研究講座」が設置されました

共同研究講座は、企業等から共同研究費として資金を提供していただき、本学内に設置する研究組織ですが、2019年6月現在で19の講座が設置されております。ご協力いただける企業からの研究者と大学の教員とが共同して研究を行うことが設置の目的であり、東京工業大学内の研究組織の一つです。

今年度、新たに3つの共同研究講座が設置されましたが、それぞれ特徴のある講座となっています。以下にその概要をご紹介いたします。

2019年4~6月に設置された共同研究講座の概要と特徴

LG×JXTGエネルギースマートマテリアル&デバイス共同研究講座

発足記念式典を開催

連携企業:LG Japan Lab株式会社、JXTGエネルギー株式会社
ニュースリリース:
https://www.titech.ac.jp/news/2019/044190.html

概要 省エネルギーや高齢化等の課題を解決し、快適な生活の実現に寄与する材料・デバイス機器の技術開発 特徴 産学、サプライチェーンおよび国際協調における隔たりを解消するために3者が研究レベルで一体となり、従来の共同研究の枠を越えた新たな研究開発体制を導入

リコー 次世代デジタルプリンティング技術共同研究講座

益学長(左)と坂田リコー専務執行役員CTO

連携企業:株式会社リコー
ニュースリリース:
https://www.titech.ac.jp/news/2019/044190.html

概要 商用・産業用インクジェット印刷のインク着弾からメディア浸透、乾燥までの熱流動・材料挙動の基礎現象を解明し、次世代製品の開発につなげて行く 特徴 リコーと本学工学院で、学術指導「リコー東工大新技術研究会」を3年6ヵ月行い、本講座の開設はこの学術指導を発展させた。

次世代デバイス技術共同研究講座

連携企業:ソニー株式会社
ニュースリリース:https://www.titech.ac.jp/news/2019/044190.html
概要 安全・安心で持続可能な社会に貢献する次世代デバイス・材料技術に関する研究 大学院学生を対象にした最先端技術科目「ナノデバイス材料解析・プラズマ加工特論」の開講 特徴 教育までも含めた共同研究を進めることにより、最先端技術と高度な人材の両方を産み出す